【剣盾S20シングル】 未タイトル【最終92位/レート2004】
○S20の結果について
TN さんしろう
最終順位 92位 (101勝69敗)
最高・最終レート 2004
上記戦績のうち、最終日7/31 22時~翌8時まで ⇒ 27勝8敗
22時の時点で順位は2000位、レート1800くらいだったと思います。
敗けが怖くて潜るのを躊躇してしまうチキンなので、毎シーズン最終日までは慎重に対戦をこなして、マッチングが良くなる最終日終盤に集中的に対戦することがパターンとなっています。(このようなスタンスでも、剣盾環境では今回も含めレート2000を3度達成できています)
○構築について
コンセプトがあるとしたら、オリジナリティのある構築にしたかったくらいです。
そのコンセプトの元、パーティを試行錯誤し冠の雪原環境で初めてレート2000に乗せることができました。また、ランクマッチが過疎り気味ということもあり、過去作も含め初めての最終2桁も達成することができました。
※ヌオーの枠は、シーズン中盤まではドヒドイデで運用
(カミツルギを使用したのは最終10戦くらい)
○個別解説
性格:ひかえめ
特性:威嚇
実数値:170(0) - 139(0) ー 100(0) ー 178(252) - 101(4) - 152(252)
メガ進化を没収され前作ほどの猛威は振るっていないが、第4世代から15年経った今でもその型の読みづらさは健在。基本的な役割対象はウーラオス(水・悪)、ウオノラゴンであるが、こいつの強さは広い技範囲からのスカーフによる奇襲性能にある。ウツロイドやドラパルトなどは素早さ関係で有利不利が逆転するが、マンダのスカーフがメジャーではないため、対面した際に相手視点まず引く選択肢は生まれない。特にウツロイドはこちらのパーティ全体に通りが良く、初手に繰り出されることが多かったので幾度となくそこを叩き対戦を有利に進めることができた。また、重たいヒードランやジバコイルにも立ち回り次第で勝てるのも強み。
ダイマックスとの相性も良好で、威嚇+ダイドラグーンによる対物理性能、ダイストリームからの必中暴風などなど。
非ダイマでも良し、ダイマしても良しと相手の選出に合わせて器用に立ち回ってくれたと思う。
対戦とは無関係であるが、ホウエン地方出身としては地元の600族を使いこなしてレート2000達成できたのは地味にうれしかった。
体感選出率は3位。
オーロンゲ@こうこうのしっぽ
性格:しんちょう
特性:悪戯心
実数値:202(252) - 140(0) ー 111(204) ー ×(×) - 112(52) - 80(0)
技構成:ソウルクラッシュ、不意打ち、トリック、身代わり
途中でダウンロード調整など施したものの、剣盾環境当初からこの型をどのパーティにも組み込んでいた。役割は、▽しっぽトリックによる相手エースの妨害、▽先行身代わりによるダイマ枯らし、▽ソウルクラッシュの追加効果による後続サポートなど。身代わりは、しっぽトリックの圧力による交換読みで張れるとより大きい。また、不意打ちはあまり読まれることがなく、倒し損ねた相手を処理するのに意外と役立った。
基本的にこいつでダイマを切ることはなく、優秀なタイプ、特性、技を活かしたサポート役として仕事をしてくれた。
体感選出率は2位。
テッカグヤ@パワフルハーブ
性格:ひかえめ
特性:ビーストブースト
実数値:173(4) - ×(×) ー 124(4) ー 170(220) - 125(28) - 113(252)
技構成:エアスラッシュ、メテオビーム、宿り木、身代わり
特殊のダイマエースで今シーズンのMVP。選出した試合は基本こいつでダイマを切ることになる。 この陰と陽の要素を持った「ハイブリッド型」カグヤは本当に強かった。
役割対象はランドロス、ウーラオスを基本としつつもオーロンゲのサポートやダイジェットを絡めれば、サンダーエスバにも対応できる。
また、特筆すべきは受け構築への強さ。こいつの採用理由に直結してるといっても過言では無く、受けや害悪系の構築には確実に選出した。受けループやドヒドポリ2には敗けた記憶がない。立ち回りとしては身代わり+宿り木でチマチマ削りつつ、頃合いを見てメテオビームを積んで詰めていく。宿り木の回復が尋常でないためラッキー(ハピナス)ですらループにハメれば突破可能。
最終日の重要な連戦のなか、メテオビームと宿り木を一度も外さなかった。
本当にありがとう。
体感選出率は1位。
性格:ようき
特性:ビーストブースト
実数値:139(40) - 233(252) ー 151(0) ー ×(×) - 51(0) - 171(212)
技構成:リーフブレード、ギガインパクト、聖なる剣、つばめがえし
先にも記載したが、最終日の最終盤までこの枠はフリージオだった。
変更した理由は、▽ヒードランに聖なる剣で多少抗える、▽カプ・レヒレや水ラオスの選出抑制など・・・・。選出もほとんど無く、目立った活躍はできなかった。さらなる研究をするとすればこの枠かな。投入してからの対戦成績は良好だったので、見せ合いでうまく機能したと考えたい。
体感選出率は6位。
ヌオー@アッキの実
性格:わんぱく
特性:てんねん
実数値:202(252) - 105(0) ー 150(252) ー ×(×) - 86(4) - 55(0)
技構成:地震、自己再生、どくどく、ドわすれ
カミツルギ同様、あまり選出が無かった枠。ただこいつの場合、選出画面に立ってるだけで物理アタッカーを強烈にけん制でき、相手の選出をこちら有利に歪めることができたと思う。現に、ドヒドイデで運用していた時に比べ、来ると困るミミッキュやドサイドンはほとんど選出されなかった。
選出した時もエースバーンを筆頭とした物理アタッカーに役割は持てたと思う。ただ、あくまで特性依存で素の物理耐久自体はあまりないため、安易な受け出しは禁物。アッキ込みでも特化マンムークラスのダイマ技は受けきれない。
ドわすれはしっぽトリックのサポート後や物理アタッカー対面で積んで、特殊アタッカーへの誤魔化しをするためのもの。
体感選出率は5位。
バンギラス@いのちのたま
性格:いじっぱり
特性:すなおこし
実数値:175(0) - 204(252) ー 130(0) ー ×(×) - 121(4) - 113(252)
技構成:ロックブラスト、雷パンチ、馬鹿力、竜の舞
こちらもシーズン終盤でドサイドンから変更した枠。ドサイドンでも過去のシーズンでレート1900台を達成したことはあったが、水ラオスが悪に比べ増加していることやカプ・レヒレの存在を考慮すると変えるのがベターと判断。上記2体には対面有利ではないが、竜舞を積んだ状態であれば珠の火力補正が活き、スカーフ持ち以外は雷パンチで処理できる(砂でラオスのタスキを潰せるため受け出しから倒されることはない)。選出されるラオスはほぼ鉢巻だったので、ここでもヌオーがいる副次的な効果が発揮されたと思う。ドサイドンから変えるにしても、他のメンツを考慮するとサンダーに有利なポケモンであることが必須だったためこいつに落ち着いた。
この判断は正しく、終盤投入にもかかわらず選出率は高く、竜舞の積みどころを誤らなければ三タテすることもあった。
また、初手で起用しやすいボーマンダに対して、相手の初手サンダーに容易にダイマを切らせない意味でも役割を果たしたと思う(裏のバンギがチラついてダイマは切れず、ボルチェンで逃げてくるので、その前に上から流星を叩きこみ致命傷を負わせておく)。その他、クレセリア(特に身代わり瞑想型)への役割もあった。
馬鹿力は対鋼や悪ラオス用。ヒードラン、悪ラオスはもとより、1回積めば特化ナットレイやレジスチルにも致命傷を与えられる。
技構成、持ち物はこれで間違いなかったと思う。
体感選出率は4位。
○辛かったポケモン
ヒードラン・・・個体数が増えている印象で、まず選出される。こいつがいるだけでカグヤの選出が難しくなり、マンダの選出もほぼ必須。ポリ2まで絡められるとバンギの立ち回りで対処するしかない。一番嫌だったポケモン。
サンダー@スカーフ・・・控え目でもS+2カグヤの上をとってくる。また、「マンダの流星群は強い」をする前にボルチェンで逃げられる。
ギルガルド・・・見かけることは少ないが、いると確実に選出される。カグヤの陰キャ要素で誤魔化す程度。
ナットレイ・・・炎技持ちがいないので一撃で倒せず何かしら仕事をされる。ただ、マンダ、カグヤといった炎技持ちがメジャーなポケモンがいるためかあまり選出はされなかった印象。
ジバコイル・・・頑丈+イバンで確実に仕事をされる。カグヤが選出しにくくなるという意味でも厄介。
テッカグヤ・・・明確に有利なポケモンがパーティにいない。しっぽトリックとカグヤの陰キャ要素を絡めて誤魔化す。